「医者の嘘」というなんとも物騒な題名の本を読みました。

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「医者の嘘」といっても、お医者さんが嘘をつくはずはありませんし、医者が嘘をつくとも書いてはありません。

医者は、「医者にとって都合の悪い事実は患者に伝えない」ということが書かれていました。

すでに知っていたこともありましたが、新たな発見もありました。

 

すでに知っていた話では、ジェネリック医薬品は先発薬と効果が同じではないという話。

成分が全く同じでも、製造過程のノウハウまで明らかにされているわけではないので、出来上がった薬の効果はおのずと変わってくるということは容易に想像がつきます。

同じ材料でも、お店によって違う味の饅頭になるのと同じです。

また国内メーカーでも、ジェネリック医薬品のほとんどが中国やインドという国で作られているそうです。

知らなかった話は、ジェネリック医薬品を処方すると薬局に調剤技術料がプラスされるということです。

簡単に言えばジェネリック医薬品を出せば薬局が儲かるという話です。

調剤薬局では最初にジェネリックを選ぶかどうかアンケートを渡されますが、ジェネリック医薬品を出すことに積極的になるはずです。

ですからジェネリック医薬品を選べば患者側の負担は減りますが、日本の医療費が減ることはなく、効果も先発薬より劣る・・・・・

貴方はジェネリック医薬品を選びますか?

 

ピロリ菌を除去すると食道がんリスクが高まるそうです。

著者の調べでは、ピロリ菌を除去した方の約3割が逆流性食道炎になったそうです。

ピロリ菌は胃の中でアンモニアを発生させ胃の中の酸性を中和する働きがあるそうです。

ピロリ菌を除去すると胃の中の酸性が強まり、中年以降は胃と食道の間の括約筋が緩んでくるため、胃酸が食道へ逆流しやすくなるそうです。

欧米人は日本人に比べピロリ菌の保有者が少ないため、逆流性食道炎から引き起こされるパレット食道がんというものが多いそうです。

なるほど、こういうリスクを語る医者は少ないですね。自分たちや製薬会社に都合の悪い事実は患者には言わないのかもしれません。

 

膝の軟骨は再生するそうです。

膝の軟骨の再生についてはヒアルロン酸、コンドロイチン、グルコサミンなどのサプリメントが宣伝されています。

でも、ヒアルロン酸やコンドロイチンやグルコサミンを飲んで膝の軟骨が再生しひざ痛から解放されたという話は聞いたことがありません。

著者の患者さんの膝の軟骨はあるサプリメントを飲んで再生し、痛みが緩和され、手術を免れたそうです。

そのサプリメントとは、コラーゲン。

コラーゲンはヒアルロン酸やコラーゲンやグルコサミンといった膝の軟骨の成分の外側の膜を強くし、軟骨の再生を助けるらしいです。

 

コラーゲンといえば、しわをなくしたりする美容のためのサプリのように考えがちですがとても重要なものだそうです。

著者によればコラーゲンは粘膜の再生にも力を発揮するため、胃炎の治癒や予防にも働き、胃炎を予防することは胃がんの予防にもつながると言います。

コラーゲンは血管を若返らせ動脈硬化の予防にもなるそうです。

高血圧なども原因は血管の老化ですから、コラーゲンを飲めば改善する可能性があるかもしれません。

 

ただし、コラーゲンに限らず日本のサプリメント業界は相当いい加減で、大手メーカーといえど信用はできないようです。

コラーゲンは主に魚の皮、豚の皮、魚のウロコから作られているようです。

原材料の値段も高いほうから魚の皮、豚の皮、魚のウロコという順番です。

海洋性コラーゲンと謳いながら実はほとんどが魚のウロコが原材料というものもあるそうです。

その魚とはイズミダイという魚。

これ、実は「泉の鯛」という意味で、アマゾン原産のティラピアだそうです。

大手メーカーはそのティラピアを中国で養殖しているとか・・・魚の皮とウロコを使っていると言いながらその比率は絶対に公開しないそうです。

コラーゲンに限らず日本はアメリカに比べればサプリ後進国ですから、選ぶ際には十分吟味する必要があるようです。

 

この「医者の嘘」という本、1100円+税です。

一読の価値ありと思います。

 

 

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