当院に来られる方は椎間板ヘルニアや腰痛、頚椎ヘルニアや坐骨神経痛、めまいなどの症状を訴える方が多く、ほぼ皆さん身体に歪みがあります。

痛みの症状を訴えない方でも歪んでいる方は多いです。

テレビなどでは歪みの無い身体が本当の姿だと言いますが、実はそうではありません。

なぜならば、人間の身体という物は左右対称ではないからです。

骨格は左右対称ですが、内臓を見れば心臓はやや左よりですし、最も重い臓器である肝臓は右側にあります。

重い肝臓を支えるためにはある程度の身体の歪みは仕方がないという考え方もできます。

でも、歪みが許容範囲を超えれば嫌な症状が出てくることも事実です。

身体の歪みは最小限にとどめたいですね。

当院ではいろいろな運動を患者さんに合わせてアドバイスすることもあります。

肩の高さが違う方などには操体法をアドバイスします。

操体法

 

操体法とは橋本敬三先生が発案された運動です。

筋肉は伸ばすと縮みたがる、縮めると伸びたがるという性格を利用した運動で、ストレッチとは全く逆の動きを行います。

この考え方はアメリカの手技療法ではオステオパシーのカウンターストレインなどと同じで、「操体法はカウンターストレインからヒントを得たもので、もともとはオステオパシーのアイデアだ」と言う人もいます。

真偽のほどはわかりませんが、操体法とカウンターストレインでは決定的に違うところが二つあります。

一つはカウンターストレインは術者が患者に行うもので自分ではできませんが、操体法は自分でもできる運動です。

二つ目は、カウンターストレインは一つずつの筋肉を正常化しますが、操体法は筋肉の連動を使えば一つの動きで関連筋がすべて正常化できます。

この二つの違いを考えれば、小生は操体法の方が素晴らしいと考えています。

 

 

当院が患者さんにアドバイスする操体法は、

まず床に上向きに寝てもらい、右足を下方向へ伸ばします。同時に右手を上方向に伸ばします。右の体幹を伸ばす感じです。

次に左脚を下方向に伸ばし、左手を上方向に伸ばし、左側の体幹を伸ばします。

右と左、どちらが伸ばしやすいか感じてもらいます。

右肩が下がっているという歪みの方は右の体幹が縮んでいるので、右の体幹は伸ばしにくく、左の体幹が伸ばしやすいです。

操体法では筋肉は伸ばすと縮みたがる、縮めると伸びたがるという性格を使うので、右肩の下がった歪みの方には、左足を下へ伸ばし左手を上へ伸ばすという左体幹を伸ばす操体を行ってもらいます。

普通に呼吸をしながら、気持ちよく左体幹を伸ばしてもらい、一度大っきく息を吸って3秒ほど息を止めてから息を吐き出すと同時に身体の力を一気に脱力します。

そして深呼吸を1回。

この動きを3回やっていただくと、右肩の下がった歪みは治り、両肩の高さが揃うか、差が近づいています。

そして、慣れてきていただくと、この動きでの全身の筋肉の連動を加えていきます。

左手を上方向に伸ばし、左足を下方向に伸ばすと、首は右へ倒れていきます。

脚のつま先は右へ外旋していき、右骨盤が引きあがってきます。

左手は内旋し、右手は外旋してもらいます。

右腰は左へ捻転します。肩は右へ捻転します。

このように一つの動きで全身の筋肉に連動を加えると、肩の高さだけでなく、骨盤や腰椎、胸椎、頚椎のねじれの歪みも改善します。

操体法には手や脚の様々な動きで全身の歪みを改善することができますが、当院では一番簡単で分かりやすいこの操体をアドバイスさせていただいています。

 

ただし、筋肉はすぐに元の悪い状態に戻りがちです。

一日に何度も行うことが必要です。(1度に行うのは、3回で十分です)

 

 

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